エントリーシートを記入する欄に必ずといっていい程、「学生時代に最も力をいれたこと」という項目がある。私の場合何が当てはまるのか。自信をもって言えることが一つある。少年サッカーのコーチである。

 週三回の練習、日曜日はというと、大抵練習試合か大会の公式試合がある。ちなみに今日も試合だった。結果は勝ちで、グループリーグ二位で決勝トーナメントに進むことができた。しかしここまでの道のりは決して容易ではなかった。
 
 私はコーチを始めて二年半になる。最初の頃は一、ニ年生を受け持っていて、正直コーチではなく保父さんみたいであった。三、四年生を受け持つようになると、自分の教えるべきことが明確になっていき、子供たちを自分の分身とみたて熱がはいり、ドンドン「コーチ」というものにはまっていった。
 
 「教える」より「教わる」ほうが楽である。コーチをしていてつくづく感じたことだが、それと同時に責任感が増したことは間違いない。小学生の子供たちにとってコーチは絶対的な存在である。それだけ教える立場である自分は、責任ある態度や言葉を伝えていかなくてはならない。そして何より子供た
ちが中学生、高校生と大人になっても、サッカーの基本であることを身に付けさせたのは自分である、という誇りを今後の自分に生かしていきたい。

 今までの努力は決して無駄にはならない。私がコーチをやってきて責任感、自信、統率力、積極性等
様々なことを得ることができた。それはすべて自分だけで得ることができた訳ではなく、子供たちがいたから学べることができたのだ。子供たちに感謝したい。

 
 就職活動をすることにより、私がコーチとして活動できるのは今年までだ。新しいコーチに引継ぎする時である。少し寂しいがそうも言ってられない。
また新たな挑戦をする時期が、もうすぐそこまできているから。

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